⑧睡眠時無呼吸症候群
まとめ:早期発見・治療があなたの命を守る
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、見過ごされやすい一方で、放置すれば命に直結する深刻なリスクを抱えています。
日中の眠気やいびきといった「些細な症状」の裏に、高血圧・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などの重大な合併症が隠れていることも少なくありません。
しかし、早期に気づき、正しい診断と治療を受けることで、こうしたリスクは大きく減らせます。
CPAPやマウスピースといった医療機器に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、治療を続けることで得られるメリットは計り知れません。
- すっきりとした目覚め
- 集中力や判断力の回復
- 事故や病気の予防
さらに、軽症であれば生活習慣の改善だけでも無呼吸の頻度を減らせる可能性があります。
大切なのは、「自分は大丈夫」と思い込まず、まず一歩を踏み出すこと です。
よくある質問(Q&A)
Q1. いびきがあるだけで受診すべきですか?
A. いびきだけでは診断できませんが、途切れるいびきや「呼吸が止まっていた」と家族に言われた場合は要注意です。
セルフチェックや簡易検査から始めましょう。
Q2. 検査は痛いですか?何泊必要ですか?
A. 痛みはありません。機器を体に装着するだけで、注射や手術は不要です。
自宅で1晩行える簡易検査もあり、近年は精度も向上しています。
Q3. CPAPは一生使い続けなければなりませんか?
A. 重症例では継続使用が基本ですが、減量や生活習慣改善で症状が軽くなれば、使用が不要になるケースもあります。
医師と定期的に相談しながら調整します。
Q4. 子どもや女性もかかりますか?
A. はい。男性に多いですが、閉経後の女性や扁桃肥大のある子どもにも見られます。
子どものいびきや集中力低下が気になる場合は、小児科や耳鼻科で相談を。
Q5. 治療費はどれくらいかかりますか?
A. 保険適用での治療が可能です。CPAP機器のレンタルは月額数千円程度、マウスピースも条件次第で保険が使えます。
費用が心配でも、まずは医師に相談してみてください。
今すぐできる行動とは?
- ✅ 自宅でセルフチェックをしてみる
- ✅ 家族に「いびき」や「眠気」について聞いてみる
- ✅ 睡眠外来や耳鼻咽喉科に相談してみる
- ✅ 体重管理・睡眠姿勢・飲酒習慣を見直す
👉 小さな一歩が、命を守り、日常生活の質を取り戻す大きな一歩につながります。