フルミストとは

フルミストとは?子どもにおすすめの“痛くない”点鼻インフルエンザワクチンを徹底解説!

注射が苦手なお子さんに朗報!

鼻にスプレーするだけでインフルエンザ予防ができる、
フルミスト(FluMist)点鼻ワクチンが2024年から日本でも接種可能になりました。

  • フルミストとは何か?
  • 接種方法・効果・副作用
  • 対象年齢や注意点
  • 従来のインフルエンザワクチンとの違い
  • 接種費用やよくある質問

をわかりやすく解説します。


フルミスト(点鼻インフルエンザワクチン)とは?

フルミストは、インフルエンザウイルスを弱毒化した生ワクチンを鼻にスプレーするだけで接種できる痛くないワクチンです。

2023年に厚生労働省により日本で承認され、2024年から使用可能に。

アメリカなど海外ではすでに広く使われており、「子どもに優しいワクチン」として注目されています。

【特徴まとめ】フルミスト vs 従来ワクチン

比較項目          フルミスト                 注射ワクチン

接種方法          鼻スプレー(点鼻)              腕に注射

痛み                 なし                   あり

ワクチンの種類           弱毒生ワクチン       不活化ワクチン

接種回数          1回(13歳未満も)              13歳未満は2回

効果持続          約1年              約5か月

効果と仕組み:なぜ鼻から効くの?

インフルエンザウイルスは主に鼻や喉の粘膜から侵入します。

フルミストはその入り口に直接免疫をつけることで、ウイルスの侵入をブロックします。

また、粘膜だけでなく全身の免疫も強化されるため、重症化リスクを下げる効果も期待できます。

対象年齢は?2歳から18歳まで

フルミストは2歳から18歳未満のお子さんが接種対象です。

ただし、以下に該当する場合は注意が必要です。

接種できない・慎重に判断すべきケース

  • 喘息がある(特にコントロール不良)
  • 妊娠中
  • 免疫力が低下している
  • 卵・ゼラチンアレルギーがある
  • 高熱や急性疾患があるとき

副作用はある?安全性について

フルミストは多くの臨床試験で安全性が確認されており、副反応のほとんどは軽度です。

よくある副作用

  • 鼻水・鼻づまり(最も多い)
  • 微熱
  • 喉の違和感
  • 頭痛・軽い倦怠感

まれにある重い副作用(医師へ相談を)

  • 呼吸困難
  • 顔や唇の腫れ
  • 高熱が続く
  • 強いアレルギー反応(アナフィラキシー)

接種方法は?当日の流れを解説

接種はとてもシンプルで、痛みゼロ・針もなし!

1. 医師がスプレーを用意

2. 少し上を向いて、鼻に片方ずつスプレー(0.1mL×2回)

3. 完了!

費用はどのくらい?保険適用は?

フルミストは保険適用外のため、自己負担です。

相場は7,000~10,000円程度ですが、医療機関によって異なります。

よくある質問(FAQ)

Q. 鼻水が出ていても接種できますか?

→ 軽度なら問題なし。ただし、重度の鼻づまりは避けて医師に相談。

Q. 効果はいつから?

→ 接種後2週間ほどで効果が出て、約1年間持続。

Q. 注射タイプとの併用は?

→ 同一シーズンに併用可能。特に受験生やリスクの高いお子さんにおすすめ。

まとめ:フルミストは“選べる時代”の新しいワクチン

「フルミスト」は、注射が苦手な子どもたちにとって画期的な選択肢です。

ただし、すべてのお子さんに適しているわけではありません。
喘息・アレルギー体質などのケースでは慎重な判断が必要です。

✅ 医師と相談しながら、

✅ お子さんの健康状態に合わせて、

✅ 最適な予防法を選んでいきましょう。

痛みがなく、笑顔で受けられるワクチン――

フルミストは、そんな未来を現実にしてくれる存在かもしれません。


当院森川内科クリニックは税別7000円で提供させていただきます。

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