🌤 【最近、なんだか調子が出ない…それ男性更年期かもしれません】

40代以上の男性、まずは知っておきたい変化のサイン


⚠️ こんな変化、ありませんか?

  • 最近、やる気が出ない。何をしても億劫
  • 疲れやすい。前ほど無理がきかない
  • 些細なことでイライラする・怒りやすい
  • 夜中に目が覚めたり、眠りが浅い
  • 集中力が続かず、仕事の効率が落ちた
  • 性欲が減った/自信がなくなってきた
  • 汗をかきやすく、ほてりを感じる
  • 「年のせいかな…」「仕事がきついからかな…」と思いがち

こうした症状は、実は 男性更年期障害(LOH症候群) の可能性があります。


👤 男性にも更年期があるって本当?

女性の更年期がよく知られていますが、男性にも同様に、体や心に変化を伴う時期があります。
正式には LOH症候群(Late-Onset Hypogonadism) と呼ばれ、加齢によって 男性ホルモン(テストステロン)が低下することで起こります。

👥 女性との違い

特徴女性の更年期男性更年期(LOH)
発症時期閉経をはさんだ一定期間徐々に訪れる(40代以降)
ホルモン変化比較的急激緩やか、個人差大きい
認知度高い低い。症状を「疲れ」「気のせい」で片付けがち

🧬 テストステロンって何?その働き

テストステロンは、いわゆる「男らしさ」だけでなく、体・心・脳・社会性にまで影響を及ぼす大切なホルモンです。

機能分野具体的な働き
筋肉維持、骨強化、内臓脂肪抑制、赤血球形成、性機能維持
心・脳意欲、判断力、集中力、ストレス耐性、前向きな感情
社会自信、チャレンジ精神、リーダーシップなど

このテストステロンは、20代をピークに徐々に低下していきます。
1〜2%程度/年のペースで減るとも言われています。
また、ストレス・肥満・不規則な生活・喫煙などにより、低下が加速することも。


⚠️ 男性更年期の症状

症状は多岐にわたり、個人差が大きいのが特徴です。
「ただ疲れている」以上のサインを見逃さないように。

精神/心理的な症状

  • 抑うつ気分、不安感
  • イライラしやすい、怒りっぽくなる
  • やる気・意欲の低下
  • 集中力・記憶力の低下
  • 自信の喪失、無気力

特に、うつ病と似た症状を呈することがあるので、診断には注意が必要です。

身体的・全身的な症状

  • 疲労感・倦怠感
  • ほてり・発汗(顔・体に熱感を感じやすくなる)
  • 睡眠障害:入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒
  • 筋力低下・関節痛・筋肉痛
  • 肥満(特にお腹まわり)
  • 頻尿・動悸・息切れ・めまい

性機能に関する症状

  • 性欲(リビドー)の低下
  • 勃起障害(ED:勃起しにくい/維持できない)
  • 射精感の変化
  • 朝立ちの減少

これらの症状は、男性が最も相談しづらい部分ですが、十分に重要なサインです。


⏳ 放置するとどうなる?

男性更年期障害を放っておくと、次のようなリスクが高まります。

  1. うつ病への進展
  2. 生活習慣病の悪化・併発:メタボ、糖尿病、高血圧、脂質異常症
  3. 心血管疾患リスクの上昇:狭心症・心筋梗塞・脳梗塞
  4. 骨密度低下:骨粗鬆症になりやすく
  5. 認知機能の低下
  6. 生活の質(QOL)の悪化:仕事・人間関係・日常動作に支障が出る

🧪 診断方法:何を調べる?

方法内容
問診/症状評価AMSスコア(17項目のチェックリスト)など
血液検査遊離テストステロン、LH/FSH/プロラクチン、糖代謝・脂質・甲状腺など
他疾患の除外うつ病・睡眠時無呼吸症候群・甲状腺疾患などとの鑑別
ホルモン検査の注意朝採血(テストステロン値が高い時間帯)

AMSスコアの目安

  • 17〜26点:症状なし
  • 27〜36点:軽度
  • 37〜49点:中等度
  • 50点以上:重度

遊離テストステロンが 8.5 pg/mL 未満で、かつ症状がある方は治療対象の目安になります。


💉 治療:テストステロン補充療法(TRT)と生活改善

TRT(テストステロン補充療法)

  • 注射(2〜4週間に1回)
  • テストステロン・エナント酸エステルなど
  • 効果:意欲・性欲・筋力・集中力などの改善
  • 注意点・副作用:多血症、肝機能、前立腺のチェック、皮膚症状など

一部ではテストステロン・ジェル(外用型)も利用されます。

補助的治療

  • 漢方薬(補中益気湯、八味地黄丸、柴胡加竜骨牡蛎湯など)
  • ED治療薬(シルデナフィル、タダラフィルなど)
  • 抗うつ薬/抗不安薬(症状重い場合)

生活習慣改善(基盤となる治療)

  • 筋トレ・有酸素運動
  • 良質な睡眠
  • 体重管理・内臓脂肪減少
  • 栄養バランスのよい食事:タンパク質、亜鉛、ビタミンD
  • ストレスケア
  • 禁煙・節酒

🏥 森川内科クリニックの男性更年期診療

当院では、男性の“体も心も”の変化に寄り添う診療を行っています。

特長

  1. 相談しやすさを重視
     恥ずかしさを感じず話せる環境とプライバシー配慮
  2. 検査・診断体制
     AMSスコア、血液検査など丁寧に診断
  3. TRT導入・管理
     補充療法の選択・モニタリング・副作用管理
  4. 包括的アプローチ
     生活習慣改善、運動指導、食事、ストレス対策など
  5. 併存疾患の管理
     高血圧・糖尿病・脂質異常症・睡眠時無呼吸症候群(SAS)などとの連携
  6. フォローアップ
     定期診察で効果と安全性を継続的に評価

📞 お問い合わせ・ご予約はこちらから

医療法人 煌仁会 森川内科クリニック

お電話・Web予約、どちらでも承っております。
初診の方もお気軽にご相談ください。

※採血は 午前中が望ましい(テストステロンは朝高め)
※プライバシー配慮のもと、安心してご相談できる環境を整えています
※パートナーやご家族とご一緒の受診も歓迎


“年齢のせい”だと思ってあきらめずに。
適切な診断と治療で、再び活力ある日々を取り戻せます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。

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