インフルエンザワクチンの接種時期と効果

― 今年もそろそろ考えたい、冬の備え

こんにちは。医療法人煌仁会森川内科クリニック院長の森川髙司です。
当院ではインフルエンザワクチン65歳以上と60~64歳の障害等級1級は診療時間内1500円になります。

64歳未満の方は診療時間外の月曜日・火曜日15:00と15:15予約。土曜日・日曜日の12:00と12:15予約の3500円となります。
※1歳~13歳までの方は2回
また1歳~18歳までの方は点鼻の「フルミスト」7000円+税を打つことができます。フルミストは1回ですみます。
フルミストを打つ方は診療時間内になります。

さて今回はインフルエンザワクチンの重要性などのお話になります。少しでも皆様のお力になれればと思います。

インフルエンザワクチンの重要性とは?

毎年冬に猛威を振るうインフルエンザ。
高熱、全身の痛み、しつこい咳などの症状に加え、肺炎などの重い合併症を引き起こすリスクもあります。

特に小さなお子さんや65歳以上の方、持病をお持ちの方にとっては、体への負担が大きく、命に関わるケースもあるため、注意が必要です。

そんな中で、インフルエンザワクチンは心強い味方
感染を完全に防ぐことは難しくても、発症リスクの軽減や、症状の重症化を防ぐ効果が期待されています。

ご自身だけでなく、ご家族や周囲の方の健康を守るためにも、早めの接種を前向きに検討してみませんか?


いつ受けるのが効果的?ベストな接種時期とは

接種は早めが肝心

ワクチン接種後、体内で免疫がしっかり働くまでにはおよそ2週間かかります。
つまり、流行が始まってから慌てて接種しても、十分な効果が得られない可能性があるのです。

そのため、ピークの時期を迎える前にしっかりと免疫を作っておくことが重要になります。


おすすめの接種タイミング

日本では、例年12月から翌年3月頃までがインフルエンザの流行シーズンです。
この時期を踏まえると、10月から12月初旬までの接種が理想的です。

中でも、10月中の接種がベストタイミング
11月にはしっかりと免疫が形成され、流行期間をしっかりカバーできます。
この時期は医療機関も比較的空いており、予約もスムーズに取りやすいというメリットがあります。


ワクチンの効果と持続期間を知っておこう

免疫がつくまでの流れ

接種後の免疫の働き方を時系列で見ると:

  • 約2週間後:抗体が作られ始め、免疫が動き出します
  • 約1ヶ月後:ワクチン効果のピークに
  • 約5ヶ月後:徐々に効果が薄れていきます

効果の持続はどれくらい?

インフルエンザワクチンの効果は約5ヶ月間持続します。
10月に接種すれば、翌年3月頃までの流行期をしっかりカバーできます。

もちろん、その年のウイルスの流行型とワクチンの一致度によって、予防効果に差が出ることもあります。
ですが、接種しておくことで得られる予防効果の高さは、多くの研究でも確認されています。


年齢によって異なる接種回数

13歳以上の方は基本1回でOK

13歳以上の方は、通常1回の接種で十分な免疫効果が得られます。
特に、過去にインフルエンザにかかった経験がある方や、接種歴がある方は**「追加免疫(ブースター効果)」**が期待できます。


13歳未満のお子さんは2回接種を

13歳未満のお子さんには、2回接種が推奨されています。

  • 1回目と2回目の間隔は2~4週間(できれば4週間)
  • 10月中に1回目を、11月中に2回目を接種するのが理想的なスケジュール

これにより、より確実に免疫をつけることができます。


安心して冬を迎えるために ― 今こそ、準備のとき

インフルエンザワクチンは、私たちにできる最も有効な感染対策のひとつです。
「まだ寒くないし、今はいいかな…」と思っているうちに、流行はすぐ目の前までやってきます。

早めの接種計画には、以下のようなメリットがあります:

✅ 流行前にしっかりと免疫がつく
✅ 医療機関の予約が取りやすい
✅ 家族全員のスケジュール調整もしやすい
✅ 心のゆとりと安心感を得られる


ご相談は「医療法人煌仁会 森川内科クリニック」へ

接種時期、回数、副反応についてなど、不安なこと・疑問点があればお気軽にご相談ください。
医療法人煌仁会 森川内科クリニックでは、経験豊富な医師が、あなたやご家族の体調・生活に合わせた的確で丁寧なアドバイスを行っています。


この冬を、安心して過ごすために――。
小さな行動が、大きな健康につながります。
ぜひ今から、インフルエンザ対策を始めていきましょう。

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