シリーズ第3回

あなたの「ストレス」、見える化できていますか?

医療法人煌仁会 森川内科クリニック
理事長 森川 髙司


はじめに

「最近、ストレスが溜まってるな…」
そう感じたこと、きっとありますよね。

でも、こんな質問にすぐ答えられますか?

  • 「今のストレス、どのくらいですか?」
  • 「一番のストレスは何ですか?」
  • 「どんな時にストレスを感じますか?」

多くの方が「うーん…なんとなく、いろいろと…」と答えます。
そう、ストレスは“見えない”からこそ、対処が難しいのです。

今回は、その“見えないストレス”を**「見える化」する方法**をお伝えします。


📏 今のストレスを数値でチェック「ストレス温度計」

まずは、今のストレス状態を、0〜10点で数値化してみましょう。

  • 0:全くストレスがない
  • 5:まあまあある
  • 10:限界、もう無理

👉 あなたのストレスは…? 【  】点

判定

  • 0〜3点:低ストレス
     → 良好な状態です。この調子で続けましょう。
  • 4〜6点:中ストレス
     → そろそろストレス対策を始めましょう。
  • 7〜8点:高ストレス
     → 危険信号。早急な対応が必要です。
  • 9〜10点:限界状態
     → すぐに医療機関やカウンセラーに相談を!

🔍「ストレスの正体」を明らかにする

「ストレスが多い」だけでは、解決策は立てられません。
まずは、どこからストレスが来ているのかを明確にしましょう。

以下のチェックリストで確認してみてください。


【1. 仕事のストレス】

□ 仕事量が多すぎる
□ 締め切りに追われる
□ 責任が重い
□ 上司・部下・同僚との関係
□ 評価に不満がある
□ 通勤がつらい

合計:____個


【2. 家庭のストレス】

□ パートナーとの関係
□ 子育ての悩み
□ 親の介護
□ 家事の負担
□ 経済的な不安
□ 家族の病気・問題

合計:____個


【3. 人間関係のストレス】

□ 友人・ご近所付き合い
□ 孤独を感じる
□ 人に気を使いすぎる
□ 自分を理解してもらえない
□ 比べて落ち込む

合計:____個


【4. 健康・体調のストレス】

□ 慢性的な体調不良
□ 睡眠不足
□ 持病・痛みの不安
□ 体重・老化の悩み

合計:____個


【5. 将来・お金のストレス】

□ 将来が不安
□ 生活費・老後資金
□ 仕事の安定性
□ やりたいことができない

合計:____個


✔️ 判定

最もチェックの多かった項目が、あなたの主なストレス源です。


✍️ ストレスを「見える化」する3つのワーク

① ストレス日記

1週間、毎晩これを記録します:

  • 日付:
  • ストレス度(0〜10):
  • 今日のストレス内容:
     - 〇〇のことでイライラ
     - ××に疲れた
  • ストレスを感じた時間帯:

➡ 1週間後には**「ストレスの傾向」**が見えてきます。


② ストレスマップ

紙に大きな円を書き、中心に「自分」と書きます。
周囲に**「仕事」「家庭」「人間関係」「健康」「お金」**の項目を配置し、
ストレスの高さを線の長さで可視化します。

➡ どの方向にバランスが崩れているか一目で分かります。


③ ストレスの「重さ」を数値化

今抱えているストレスに「重さ(1〜10点)」をつけます。

例:

  • 上司との関係:8
  • 子育て:5
  • 将来の不安:6

重いストレスから順に対策を考えましょう。


🧠 実例:Dさんのストレス「見える化」

Dさん(42歳・男性)は、「ストレスで胃が痛い」と来院されました。
最初は原因が分からず、「全部がつらい」とおっしゃっていました。

そこで、「ストレス日記」をつけていただきました。

1週間後の結果:

  • 月曜:朝の会議がストレス(プレッシャー)
  • 金曜:ノルマの締切で胃が痛い

対策:

  • 月曜の朝は早起き&深呼吸で準備
  • ノルマは水曜から分割して着手

➡ ストレスが軽減。「見える化して初めて、対処できました」とのことでした。


💡 あなたの「ストレス対処力」、何点ですか?

【健康的な対処法】

□ 運動する
□ 趣味を楽しむ
□ 誰かに話す
□ 十分な睡眠
□ 入浴や音楽でリラックス
□ 笑う
□ 自然と触れ合う

合計:____個


【不健康な対処法】

□ 暴飲暴食
□ アルコール・タバコに頼る
□ 過度なスマホ・ゲーム
□ 衝動買い
□ 感情的に他人に当たる
□ 一人で抱え込む

合計:____個


✔️ 判定

  • 健康的な対処法が多い:良好!
  • 不健康な対処法が多い:対処法を見直しましょう!

🔄 ストレスを減らす「3つのR」

1. Rest(休息)

  • 睡眠は7〜8時間
  • 昼寝OK(15分程度)
  • 「休むこと」は甘えではありません!

2. Relaxation(リラックス)

  • 深呼吸、ストレッチ、入浴
  • アロマ、音楽、自然散策
  • 自分の“心地よさ”を優先

3. Recreation(楽しむ)

  • 趣味、映画、読書
  • 美味しいご飯を食べる
  • 大笑いすることも立派なストレス対策!

🎯 ストレスに効く「毎日の小さな工夫」

  • 【朝】朝日を浴びる/「今日もできる」と声に出す
  • 【昼】外でランチ/5分間、目を閉じる
  • 【夜】お風呂にゆっくり浸かる/「今日よかったこと」を3つ思い出す

➡ 日常に**「放出の習慣」**を取り入れましょう。


🎈「コントロールできること」に集中する

ストレスは、**「自分がコントロールできないこと」**から生まれます。


例えば:

コントロールできること

  • 自分の行動・選択
  • 考え方・時間の使い方

できないこと

  • 他人の気持ち・過去・天気・社会情勢

「できること」だけにエネルギーを注ぐことが、ストレスを減らす近道です。


🧠「認知の歪み」に気づく

同じ出来事でも、捉え方次第でストレスの大きさは変わります。


例)上司に注意された時

  • ネガティブ思考:「嫌われた、もう終わりだ」
  • ポジティブ思考:「指摘してくれてありがたい。次に活かそう」

よくある「認知の歪み」

  • 完璧主義:「100点じゃなきゃ意味がない」
  • 極端な決めつけ:「一度失敗したから、もうダメ」
  • 感情=事実:「不安だから悪いことが起きるに違いない」

➡ こうした思考のクセに気づくことが、ストレスとの上手な付き合い方です。


🆘 すぐに相談が必要なサイン

以下の状態が2週間以上続く場合は、専門家に相談を。

  • 何をしても楽しくない
  • 気分がずっと落ち込んでいる
  • 食欲・睡眠が極端に変化
  • 動悸や息苦しさ(パニック発作)
  • 死にたいと思うことがある

➡ 「気のせい」や「気持ちの問題」と放置せず、医療機関へ早めの相談を。


🌱 Eさんのケース

Eさん(35歳・女性)は、不眠とイライラに悩み、ストレスレベルは8点。

見える化の結果:

  • 上司との関係(重さ:9)
  • 子育て(7)
  • 家事(5)

対策:

  • 上司と定期的な面談
  • 夫と家事・育児の分担見直し
  • 自分の時間を意識的に確保
  • 「完璧な母」をやめる
  • 週1回のリフレッシュタイム

➡ 3ヶ月後、ストレスレベルは4点に。

「見える化して、行動したら驚くほど気持ちがラクになりました!」


🎁 最後に

あなたの「ストレス」、少しは見えてきましたか?

  • 今のストレスレベルは?
  • 何が一番の原因?
  • どう対処していますか?

見える化すれば、対処できます。
そして、話すだけでも、心は軽くなります。

一人で抱え込まず、いつでもご相談ください。


📣 次回予告

シリーズ第4回
「あなたの『食事』、何点ですか?」
食生活は、体と心の健康を支える土台です。
次回は、食事チェックリストと改善のヒントをお届けします。


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「理由は分からないけど、つらい」

そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒に、ストレスを見える化して、乗り越えていきましょう。

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