『急に立ち上がった時の「クラッ」とするめまい。それ、貧血じゃなくて“血圧の変化”かもしれません』
朝、布団から起き上がったとたんにフラッ。
椅子から立ち上がった瞬間、「クラッ」として目の前が真っ暗に…。
「貧血かしら?」と思って、レバーやほうれん草をせっせと食べているのに、なかなか良くならない。
そんなお悩み、ありませんか?
実はこのような症状、**「起立性低血圧」**という、血圧の変化が原因のめまいであることが多いんです。
❓「貧血」と「起立性低血圧」はどう違うの?
| 貧血 | 起立性低血圧 | |
| 原因 | 赤血球が少ない(酸素が足りない) | 急に立つと血圧が下がる |
| 症状 | 息切れ、だるさ、顔色が悪いなど日常的な疲労感 | 立ち上がった時だけめまいやふらつきが出る |
| タイミング | 階段や運動時、慢性的 | 立ち上がる瞬間だけ |
つまり、“立ちくらみ=貧血”とは限らないんですね。
💡 なぜ立つとめまいが起きるの?
座ったり寝たりしている時は、血液は全身に行き渡っています。
でも、急に立ち上がると、血液が下半身に一気に下がってしまうんです。
本来なら、体はすぐに調整して脳へ血液を送るのですが、加齢や病気の影響でその調整がうまくいかないと…
脳が一時的に“酸欠状態”になり、めまいや立ちくらみが起こるというわけです。
👀 こんな症状があったら要注意!
- 立ち上がるとクラッとする
- 目の前が真っ暗・白っぽくなる
- ふらついてよろける
- 耳鳴りがする
- 冷や汗が出る
- 実際に転倒したことがある
「いつものことだから」と放っておくと、転倒→骨折→寝たきりと、思わぬ悪循環に…。
【めまいがした時の対処法】
- すぐに座る or つかまる
ムリに動かず、安全を確保してください。 - 深呼吸する
焦ると呼吸が浅くなります。ゆっくり大きく息をしましょう。 - 頭を下げる
座ったまま膝の間に頭を下げると、脳に血液が届きやすくなります。
🛡️ 今日からできる!予防の工夫
✅ 1. ゆっくり立ち上がる
最も効果的!
急に立たず、10秒ほど待ってから、ゆっくりと立ち上がるクセをつけましょう。
✅ 2. 立つ前に、足を動かす
足首を動かしたり、太ももに力を入れると、血液が心臓に戻りやすくなります。
✅ 3. 水分をしっかりとる
血液量が不足していると、血圧が下がりやすくなります。
喉が渇く前にこまめに水分補給を!
✅ 4. 塩分は“適度に”
高血圧で減塩中の方も、極端な制限は逆効果になることも。
自己判断ではなく、医師と相談を。
✅ 5. 弾性ストッキングを使う
足に血液がたまるのを防ぐ着圧ソックスは、薬局で購入できます。
💊 お薬が原因のこともあります
起立性低血圧は、薬の副作用で起きることもあります。
- 高血圧の薬
- 利尿剤
- 睡眠薬
- 抗うつ薬 など
お薬を飲み始めてから症状が出た場合は、必ず医師にご相談くださいね。
また、心臓病・甲状腺の病気・貧血が隠れていることもあります。
🆘 こんなときはすぐに相談を!
- めまいで倒れたことがある
- めまいに胸の痛みや動悸を伴う
- めまいが数分以上続く
- 1日に何度もめまいが起きる
- 意識を失ったことがある
これらは、重大な病気のサインかもしれません。
迷わず、クリニックにご相談ください。
👣 転倒を防いで、「自分の足で歩ける毎日」を
めまいは「よくあること」「年のせい」と思ってしまいがちですが、転倒につながる危険なサインです。
でも大丈夫。
原因が分かれば、予防も対策もできます。
- 急に立たない
- 水分をこまめにとる
- 足を動かして血流をサポート
この3つを、まずは意識してみてくださいね。
🏥 めまいの相談、お気軽にどうぞ
もしあなたやご家族が、「立ち上がるとふらつく」「最近めまいが増えた」と感じているなら、
ぜひ一度、私たちのクリニックにご相談ください。
早めの対策が、転倒や寝たきりを防ぐ第一歩です。
私たちは、あなたの「自分の足で歩ける毎日」を守るお手伝いをしたいと思っています。
どんな小さな不安でも、気軽に話しに来てくださいね。
あなたの安全な毎日を、一緒に守っていきましょう。

