♨️『お風呂場でのヒヤッ!を防ぐ。今日からできる「ヒートショック対策」』
温かいお風呂に浸かると、一日の疲れがふっとほどけて、心も体もリラックスできますよね。
でも、脱衣所で服を脱いだ瞬間、「うわっ、寒っ!」と体がブルッと震えた経験はありませんか?
あるいは、お風呂から上がった後に、クラッと立ちくらみを感じたことはないでしょうか。
実はそれ、**「ヒートショック」**という危険なサインかもしれません。
特に冬場は、温かい部屋と冷えた脱衣所・浴室との温度差が大きくなり、心臓や血管に大きな負担がかかるんです。
でもご安心ください。
ちょっとした工夫を取り入れるだけで、安全に、そして気持ちよくお風呂を楽しむことができます。
❄️ヒートショックって、どんなもの?
温かい部屋から寒い脱衣所へ移動すると、体は急激な冷えにさらされ、血管がキュッと収縮します。
その結果、血圧が一気に上昇。
さらにその後、熱いお風呂に入ると、今度は血管が急に広がって、今度は血圧が急激に低下。
この「血圧の乱高下」が、心臓や脳に大きなストレスを与えてしまうのです。
場合によっては、心筋梗塞や脳卒中、意識を失うといった深刻な事態につながることも。
特に、年齢を重ねた方は血管が硬くなりやすいため、ヒートショックのリスクが高まると言われています。
✅ 今日からできる!安全にお風呂を楽しむための3つの工夫
① 脱衣所と浴室をあらかじめ温めておく
寒い場所で服を脱ぐと、それだけで体に負担がかかります。
お風呂に入る前に、脱衣所に小型ヒーターを置いて5分ほど温めておきましょう。
また、浴室もお風呂のふたを開けたり、シャワーで床や壁にお湯をかけて湯気を立てることで、空間全体が暖まります。
ポイントは、「部屋」「脱衣所」「浴室」間の温度差をできるだけ減らすこと。
それだけでヒートショックのリスクはグッと下がります。
② お湯の温度は“ぬるめ”がベスト。かけ湯で体を慣らして
熱いお湯が好きな方も多いと思いますが、お湯の温度は41度以下が理想的です。
熱すぎると血圧が急変しやすく、ヒートショックの原因に。
また、湯船に入る前には、足先からゆっくりかけ湯をしましょう。
心臓から遠い部分から順にお湯に慣らすことで、体が自然にお湯の温度に適応し、急激な変化を避けられます。
③ 長湯は控えめに。立ち上がるときはゆっくりと
「気持ちいいからつい長風呂に…」という方も多いですが、長湯は心臓への負担になります。
目安は10〜15分程度。のぼせる前に出るのがベストです。
お風呂から出る時は、急に立ち上がらず、一度浴槽のふちに腰かけて、深呼吸をしてから立ち上がりましょう。
そうすることで、めまいや転倒を防ぐことができます。
📝さらに気をつけたい4つのポイント
- 食後すぐや飲酒後の入浴は避けましょう。
→ 食後は1時間以上あけてから、お酒を飲んだ日はシャワーのみに。 - 「これからお風呂に入るよ」と家族に声をかける習慣を
→ 一人暮らしの方も、タイマーや安否確認のアプリを活用すると安心です。 - 寒い日の「ととのえ入浴」より、穏やかな温浴を
→ サウナのような温冷交代浴は体力に自信のある方向け。無理は禁物です。 - 脱衣所や浴室のスリップ防止にも配慮を
→ 足元マットや手すりがあるとより安心です。
💬「お風呂が怖い」のではなく、「安全に楽しむ」ことが大切
「ヒートショックが怖いから、もうお風呂はやめようかな…」
そう思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫。
お風呂は、体の清潔を保つだけでなく、心をほっとほぐしてくれる大切な時間です。
今日ご紹介した対策をちょっと取り入れるだけで、安心して楽しむことができます。
- 脱衣所を少し温めてみる
- お湯の温度を少し下げてみる
- 立ち上がる前に一呼吸してみる
「これなら私にもできそう」そう思っていただけたなら、もう第一歩は踏み出しています。
🏥ご不安なときは、どうぞご相談ください
もし、過去にお風呂で体調を崩したことがある方や、
血圧が高めの方、冷え性がつらい方など、少しでもご心配がある場合は、
いつでも気軽にクリニックへご相談ください。
「相談だけでも大丈夫かな…?」と思われるかもしれませんが、
もちろん大丈夫です。お話だけでも、心が少し軽くなるかもしれません。
私たちが、あなたの“安全で心地よい入浴時間”を一緒に守っていきます。

