『肺炎から身を守るために。65歳を過ぎたら知っておきたい「ワクチンの大切さ」』
風邪をこじらせて、なかなか治らなかった経験はありませんか?「咳が止まらなくて、夜も眠れない」「熱が下がらなくて、体がつらい」そんな時、もしかしたら肺炎になりかけているのかもしれません。
実は、肺炎は日本人の死因の上位に入る病気なんです。特に、65歳を過ぎると、肺炎にかかりやすくなり、重症化しやすくなります。でも、心配しすぎないでくださいね。肺炎は、ワクチンで予防できる部分が大きいんですよ。今日は、「お守り」のような存在であるワクチンについて、お話しさせてください。
なぜ高齢になると肺炎にかかりやすいのか
年を重ねると、体を守る力(免疫力)が、少しずつ弱くなっていきます。また、咳をする力や、痰を出す力も弱くなってしまうんです。そのため、細菌やウイルスが肺に入りやすく、入ってしまうと追い出すのが難しくなってしまいます。
さらに、持病がある方は、より注意が必要です。糖尿病や心臓の病気、呼吸器の病気をお持ちの方は、肺炎にかかると重症化しやすいんですよ。でも、だからこそ、ワクチンという「お守り」を持っておくことが大切なんです。
知っておきたい2つのワクチン
1. 肺炎球菌ワクチン 肺炎の原因として最も多いのが、「肺炎球菌」という細菌です。この肺炎球菌による肺炎を予防するのが、肺炎球菌ワクチンです。
65歳以上の方は、一度接種すると、5年以上効果が続きます。一度打てば、それだけ長く体を守ってくれるんですね。自治体によっては、費用の助成もありますので、ぜひ活用していただきたいと思います。
「注射は痛そうで…」と思われるかもしれませんね。でも、腕に一本注射するだけで、これだけ長く肺炎から身を守れると思えば、安心ではないでしょうか。
2. インフルエンザワクチン インフルエンザにかかった後、肺炎になってしまう方も多いんです。ですから、毎年秋になったら、インフルエンザワクチンも接種することをおすすめします。
インフルエンザワクチンは、毎年打つ必要がありますが、これも大切な「お守り」です。肺炎球菌ワクチンと一緒に接種することで、より安心して冬を過ごせますよ。
ワクチンだけでなく、日頃の予防も大切です
ワクチンを打ったからといって、絶対に肺炎にならないわけではありません。でも、かかりにくくなりますし、もしかかっても軽く済むことが多いんです。
そして、日頃の予防も忘れないでくださいね。手洗い、うがいをこまめにすること。人混みを避けること。十分な睡眠と栄養を取ること。口の中を清潔に保つこと。こうした毎日の小さな心がけも、肺炎予防にはとても大切なんですよ。
「お守り」を持って、安心して過ごしましょう
ワクチンは、病気にならないための「お守り」のようなものです。持っているだけで、安心して毎日を過ごせるようになります。「これなら私にもできそうだ」と思っていただけたのではないでしょうか。
すでにワクチンを接種された方も、「いつ打ったか覚えていない」という方もいらっしゃるかもしれません。母子手帳のような記録があると良いのですが、分からない場合は、遠慮なくご相談ください。一緒に確認しましょう。
これから寒くなる季節、風邪やインフルエンザが流行る時期がやってきます。その前に、ぜひワクチンという「お守り」を持っておいてくださいね。
もし、ワクチンについて詳しく知りたいことや、「自分は接種した方がいいのかしら」と迷われていること、ご自身の体のことで少しでも不安なことや気になることがあれば、いつでも気軽にクリニックへ相談に来てくださいね。私たちがしっかりサポートしますから、安心してください。あなたの健康を、一緒に守っていきましょう。

