【シリーズ第2回】

あなたの「疲れ」、どこから来ていますか?

医療法人煌仁会 森川内科クリニック
理事長 森川 髙司


はじめに

「最近、なんだか疲れやすくて…」

これは、私たちのクリニックでも、最も多く寄せられるお悩みのひとつです。

でも――
「疲れ」とひとことで言っても、その原因は人それぞれ。

あなたの「疲れ」は、いったいどこから来ているのでしょうか?

本日は、その正体を一緒に探ってみましょう。


「疲れ」の正体を知る

「疲れ」には、大きく分けて3つのタイプがあります。

1. 体の疲れ(身体的疲労)

  • 筋肉や関節の疲れ
  • 睡眠不足
  • 内臓の機能低下

2. 頭の疲れ(精神的疲労)

  • 情報処理のしすぎ
  • 考えすぎ
  • 長時間の集中やデスクワーク

3. 心の疲れ(心理的疲労)

  • ストレス
  • 人間関係
  • 不安、孤独感

🧪 疲れタイプ診断チェック

あなたの疲れはどのタイプ?
下のチェックリストでセルフ診断してみましょう。


【タイプA:体の疲れ】

□ 肩や首がこる
□ 腰が痛い
□ 足がだるい
□ 朝起きても体が重い
□ 階段を上ると息切れする
□ 夕方になると体が動かない

合計:____ 個


【タイプB:頭の疲れ】

□ 頭が重い、ぼーっとする
□ 集中力が続かない
□ 物忘れが増えた
□ 決断に時間がかかる
□ 目が疲れる
□ 仕事の効率が落ちた

合計:____ 個


【タイプC:心の疲れ】

□ やる気が出ない
□ 何をしても楽しくない
□ イライラしやすい
□ 不安がある
□ 人に会いたくない
□ 朝起きるのが憂うつ

合計:____ 個


✔️ 判定

  • Aが最多 → 「体の疲れ」タイプ
  • Bが最多 → 「頭の疲れ」タイプ
  • Cが最多 → 「心の疲れ」タイプ
  • すべて同程度「複合的な疲れ」(要注意!)

タイプ別:原因と対策


🟥【タイプA:体の疲れ】

主な原因

  • 運動不足 or 過度な運動
  • 長時間の同じ姿勢
  • 睡眠不足
  • 栄養不足
  • 内臓の疲労(肝臓・腎臓など)

対策

✅ 適度な運動(ウォーキング・ストレッチ)
✅ 質の良い睡眠(7~8時間)
✅ 栄養補給(たんぱく質、ビタミンB群、鉄)
✅ 姿勢の改善(1時間ごとに立ち上がる)
✅ 入浴・マッサージ(体を温めてリラックス)


🟦【タイプB:頭の疲れ】

主な原因

  • 情報過多(スマホ・PC)
  • 長時間の集中
  • 脳の栄養不足
  • 睡眠不足
  • 「考えすぎ」

対策

✅ デジタルデトックス(寝る1時間前はスマホOFF)
✅ 脳の休息(瞑想、自然の中での散歩)
✅ 良質な睡眠
✅ 栄養(青魚、糖質、ビタミンB群)
✅ 考えを「紙に書き出す」


🟨【タイプC:心の疲れ】

主な原因

  • 慢性的なストレス
  • 人間関係
  • 孤独感
  • 将来や過去への不安

対策

✅ 誰かに話す(信頼できる人・カウンセリング)
✅ 人とのつながりを大切に(趣味・ボランティア)
✅ 自分を認める・褒める
✅ 自然と触れ合う(花、公園、動物)
✅ 専門医に早めに相談(心療内科・精神科)

⚠️「心の疲れ」は放置すると、うつ病不安障害につながることがあります。


📚 実例:Cさんの「複合疲れ」

Cさん(38歳・女性)は、半年以上「とにかく疲れる」と悩まれていました。

✅ タイプA:5個
✅ タイプB:6個
✅ タイプC:6個

複合的な疲れと判明。

詳しく聞くと…

  • 残業続きの毎日
  • 睡眠時間は5時間
  • 食事は外食中心
  • 運動ゼロ
  • 強いストレス
  • 人間関係の悩み

私はお伝えしました。

「このままだと、倒れてしまいます」


Cさんの改善プラン(3ヶ月)

  • 睡眠時間を7時間に
  • 自炊を週3回以上に
  • 週3回のウォーキング
  • 就寝1時間前はスマホOFF
  • カウンセリングを受ける

➡ 3ヶ月後、Cさんは見違えるように元気になりました。

「先生、疲れが嘘みたいに取れました!」


⚠️「疲れが取れない」は、病気のサインかも

普通の疲れは、休めば回復します。

でも、下記のような疲れは、病気の可能性も考えましょう。


疲れが症状に出やすい病気

  • 貧血
  • 糖尿病
  • 甲状腺機能低下症
  • 肝臓・腎臓病
  • 心疾患
  • がん
  • うつ病
  • 慢性疲労症候群
  • 睡眠時無呼吸症候群

こんな疲れは、すぐ受診を!

  • 何ヶ月も続く疲れ
  • 体重が減ってきた
  • 微熱が続く
  • 息切れ・動悸がある
  • 日常生活に支障がある

💡 疲れにくい体をつくる5つの習慣

  1. 規則正しい生活
     起床・就寝時間を一定に/朝食をしっかり
  2. 適度な運動
     ウォーキング/軽い筋トレ
  3. バランスの良い食事
     ビタミンB群/たんぱく質/鉄分
  4. 十分な睡眠
     毎日7〜8時間を目標に
  5. ストレス管理
     趣味/リラックスタイム/深呼吸

✨ 最後に

あなたの「疲れ」は、どこから来ていましたか?

  • 体の疲れ?
  • 頭の疲れ?
  • 心の疲れ?
  • それとも全部…?

疲れは、体が送る大切なサインです。
我慢せず、体の声に耳を傾けてください。

そして、「疲れが取れない」「何かおかしい」と感じたら、いつでもご相談ください。


📣 次回予告

シリーズ第3回:

「あなたの『ストレス』、見える化できていますか?」

ストレスは見えないからこそ、知らぬ間に蓄積します。
次回は、ストレスとの付き合い方についてお話しします。


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  • 「疲れが慢性的で不安」
  • 「どこから改善すればいいか分からない」

そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたに合った“疲れ対策”を、一緒に考えていきましょう。

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