『むせることが増えていませんか?食事を美味しく楽しむための「飲み込む力を保つ口の体操」』

お茶を飲んでいる時、お食事の最中に、むせてしまうことが増えていませんか?「年のせいだから仕方ないわ」と、そのままにしていませんか? 実は、むせやすくなるのは、飲み込む力が少しずつ弱くなっているサインなんです。

でも、心配しないでください。飲み込む力は、毎日の簡単な体操で保つことができるんですよ。いつまでも美味しく、安全にお食事を楽しむために、今日は「口の体操」をご紹介しますね。テレビを見ながらでもできる、とても簡単なものばかりです。

なぜ飲み込む力が大切なのか

飲み込む力が弱くなると、食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまうことがあります。これを「誤嚥(ごえん)」といいます。誤嚥が続くと、肺炎になってしまうこともあるんです。

でも、飲み込む力を保つことができれば、大好きな食事を安心して楽しめますし、お友達との会話も弾みます。何より、「美味しいね」と笑顔で食事ができることが、一番の健康法ですよね。

毎日できる簡単な口の体操

1. 「パ・タ・カ・ラ」体操 これは、食べ物を飲み込む時に使う筋肉を鍛える体操です。「パ・パ・パ・パ・パ」「タ・タ・タ・タ・タ」「カ・カ・カ・カ・カ」「ラ・ラ・ラ・ラ・ラ」と、それぞれ5回ずつ、はっきりと大きな声で言ってみましょう。口や舌の筋肉がしっかり動いているのを感じられるはずです。朝昼晩、1日3回行うのがおすすめですよ。

2. 舌の体操 舌を思い切り前に出して、5秒キープします。次に、舌を上あごにつけて、5秒キープ。そして、舌で左右の口角(口の端)を触るように動かします。これを左右5回ずつ繰り返しましょう。舌の筋肉が鍛えられて、飲み込む力がアップしますよ。

3. 頬(ほほ)の体操 大きく「い〜」と言いながら、口を横に広げます。次に「う〜」と言いながら、口をすぼめます。これを10回繰り返してみてください。頬の筋肉が動いて、口の周りの力が強くなります。お食事の前に行うと、より効果的ですよ。

体操を続けるためのコツ

一度にたくさんやろうとすると、疲れてしまいます。まずは朝起きた時と、お食事の前に、できる体操を一つだけ選んで始めてみませんか?「これなら私にもできそうだ」と思える体操から、気楽に続けることが大切です。

鏡の前で行うと、自分の口や舌の動きがよく見えて、楽しく続けられますよ。ご家族と一緒にやってみるのも良いですね。笑いながら体操することで、気持ちも明るくなります。

普段の生活でも意識してみましょう

体操だけでなく、普段の食事の時にも、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけてください。一口を小さくして、20回から30回噛むようにすると、飲み込みやすくなります。

また、食事の時は背筋を伸ばして、少し前かがみの姿勢で食べると、飲み込みやすくなりますよ。そして、食べている最中におしゃべりをすると、むせやすくなるので、一口飲み込んでから、お話を楽しんでくださいね。

毎日の簡単な体操で、飲み込む力は保つことができます。いつまでも、美味しく楽しくお食事ができるように、今日からぜひ始めてみてください。きっと、お食事の時間がもっと楽しくなるはずですよ。

もし、むせることが多くて心配な時や、飲み込みにくさを感じる時、ご自身の体のことで少しでも不安なことや気になることがあれば、いつでも気軽にクリニックへ相談に来てくださいね。私たちがしっかりサポートしますから、安心してください。

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