🆘「救急車、呼んでもいいのかな?」と迷ったあなたへ
いざという時、命を守るために覚えておきたい“緊急のサイン”
夜中に突然、胸が締めつけられるように苦しくなる。
急に激しい頭痛に襲われる。
片方の手足が動かなくなる――。
そんな時、あなたはどうしますか?
「救急車を呼ぶほどじゃないかも…」
「こんなことで呼んだら、迷惑にならないかな…?」
そう迷ってしまう方は、とても多いのです。
でも――
その**“ためらい”が命を左右することもある**のです。
「救急車はもっと重症な人のため」? いいえ、それが危ない。
「私なんかが呼んだら申し訳ない」
「少し休めば治るかもしれないし…」
そう思ってしまうのは自然な感情です。
でも、心臓や脳の病気は、時間との勝負。
我慢してしまうことで、取り返しがつかない事態になることもあります。
だからこそ、今日はお伝えさせてください。
“迷わず救急車を呼ぶべき症状”とはどんなものか。
「こんなことで」と思わないでください。
「交通事故や意識を失っている人が救急車を呼ぶものでしょ?」
そう思われがちですが、実はそれだけではありません。
例えば…
- 突然の胸の痛み
- 息苦しさ
- 今までにない頭痛
- 片側の手足のしびれやまひ
こうした症状は、重大な病気のサインである可能性があります。
そして、病院へ自力で行く途中に悪化するリスクもあるのです。
タクシーや自家用車で行けるから大丈夫――
そうとは限りません。
大切なのは、安全に、確実に、早く医療に繋がること。
「迷ったら、呼ぶ」ことが、命を守る行動なのです。
🚨迷わず救急車を呼ぶべき症状
以下のような症状が現れたら、すぐに119番へ電話してください。
【1】胸の症状
- 胸が突然激しく痛む、締め付けられるような痛み
- 息苦しさ、冷や汗、吐き気を伴う
- 安静にしても症状が改善しない
➡️ 心筋梗塞や狭心症などの恐れがあります。
心臓の病気は、発症から治療開始までの時間が短いほど、生存率が高まります。
「少し休めば…」は禁物です。
【2】頭の症状
- 今までに経験したことがない激しい頭痛
- 突然の痛み(「バットで殴られたよう」と表現されることも)
- 頭痛とともに吐き気や嘔吐がある
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
➡️ くも膜下出血や脳出血などの可能性があります。
“頭痛だから様子を見よう”ではなく、即119番を。
【3】手足・言語・視覚の症状
- 突然、片側の手足が動かない、力が入らない
- 顔の片側がゆがむ、ろれつが回らない
- 言葉が出てこない、話せない
- 物が二重に見える、ふらつく
➡️ 脳梗塞の疑いがあります。
発症から4.5時間以内であれば、血栓を溶かす「t-PA治療」が可能です。
時間との勝負です。「様子を見て」は、命取りになります。
【4】呼吸の症状
- 息ができない、苦しい
- 呼吸が異常に速い、または遅い
- 唇や顔が青白くなる、紫色になる
- 冷や汗をかいている
➡️ 肺炎、心不全、肺塞栓症などの可能性があります。
呼吸がうまくできない=命の危険。即、救急車を。
【5】お腹の症状
- 突然の強い腹痛、持続する痛み
- 吐血、血便(黒いタール状も含む)
- お腹が板のように硬くなる
➡️ 腹部大動脈瘤破裂や腸閉塞、消化管穿孔などが疑われます。
手術が必要になる緊急性の高い症状です。
【6】その他の症状
- 突然の激しいめまいで立っていられない
- 意識がもうろうとしている、ない
- けいれんが続いている
- 大量の出血が止まらない
- 広範囲のやけど
- 交通事故や高所からの転落など強い衝撃を受けた
☎️「#7119」で、救急車を呼ぶべきか相談できます
「救急車を呼ぶほどかどうか分からない…」
そんなときは、**#7119「救急安心センター」**へ。
医師や看護師、相談員が状況を聞いて、
「救急車を呼ぶべき」「病院に行くべき」「様子見でよい」など、的確にアドバイスしてくれます。
※地域によっては未対応のところもあります。ご確認ください。
⚠️ ただし、明らかに緊急性が高い症状がある場合は、迷わず119番へ。
💰「救急車って高いんじゃ…?」→ いいえ、無料です
日本では、救急車の利用に料金はかかりません。
「お金が心配で呼べない」という遠慮は、命のリスクに繋がります。
安心して、必要なときには呼んでください。
🚑 救急車が来るまでにできること
119番に電話してから、平均で8~9分で救急車が到着します。
その間に、以下の準備をしましょう:
- 落ち着いて状況を伝える
・住所(番地まで)
・目印になる建物
・何が起きたか
・患者の年齢・性別・症状 - 玄関の鍵を開けておく
できるだけ救急隊がすぐ入れるように。 - 保険証・お薬手帳を用意
医療処置に役立ちます。 - 楽な姿勢で安静にする
・胸の苦しさ:上半身を起こす
・吐き気:横向きで嘔吐物を詰まらせない
・意識がない:無理に動かさず待つ
🧑🤝🧑 一人でいるときは、近所の人や家族に連絡を
誰かがそばにいてくれるだけで、心強く、状況説明もスムーズです。
可能であれば、「救急車を呼んだので来てほしい」と連絡を。
🚨「大したことなくてよかった」それが理想なんです
救急車を呼んで、病院で「異常ありませんでした」と言われたら?
それでいいんです。
「無事でよかった」
「何もなかったことが分かってよかった」
その安心のために、救急車はあります。
“呼ばずに後悔”より、“呼んで安心”を。
🕒 夜中でも、田舎でも、遠慮しないで
「こんな夜中に呼ぶなんて…」
「遠くまで救急車を呼んだら迷惑かも…」
そう思わなくて大丈夫。
救急車は、24時間365日、あなたのために動いています。
どんな時間でも、どんな場所でも、命が最優先です。
👪 家族の方へお願い
離れて暮らす親御さんや高齢のご家族から
「胸が痛い」「頭が痛い」などの連絡があったら、
「様子を見て」ではなく、**「今すぐ救急車を呼んで!」**と伝えてください。
高齢の方ほど、「大丈夫、大丈夫」と言ってしまいがちです。
でも、“いつもと違う”と感じたら、迷わず119番を。
📞「これなら私でも119番できそう」と思ってください
119番への通報は、難しいことではありません。
「救急車をお願いします」と伝えれば、あとはオペレーターが必要な情報を聞いてくれます。
もしうまく話せなくても、大丈夫。
相手はプロです。あなたの不安をくみ取って、優しく対応してくれます。
✅ 最後にもう一度伝えたいこと
「救急車を呼ぶべきか迷ったら、呼ぶ」――それが正解です。
“なんでもなかった”で済むなら、それが何より。
遠慮や我慢が命取りにならないように。
そして、落ち着いたら、ぜひかかりつけのクリニックへご相談ください。
今後に備えて、一緒に対策を考えましょう。
あなたの命は、なにより大切です。
「こんなことで」なんて思わないで。
あなたが助かること、それがいちばん大切なことなんです。
🧠 ぜひ覚えていてください
「あ、あの記事に書いてあった。これは救急車を呼ぶべき症状だ。」
そう思い出して、迷わず119番してください。
私たちは、いつでもあなたの味方です。
必要な方に届くよう、ぜひこの内容をシェアしてくださいね。

