【尼崎・塚口】いびきは放置してよい?家族が気づく睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサイン

「久しぶりに実家に泊まったら、お父さんのいびきが以前より大きくなっていた」

「大きないびきが突然静かになったと思ったら、しばらくして『ガッ』と息を吸い込んでいる」

帰省や旅行などで久しぶりに家族と一緒に眠ったとき、このような変化に気づくことがあります。

本人に伝えても、

「昔からいびきはかいているから」

「ちゃんと眠れているし、大丈夫」

と、あまり気にしてもらえないこともあるでしょう。

しかし、大きないびきに加えて、睡眠中に呼吸が止まっているように見える場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れている可能性があります。

睡眠中のことだからこそ、ご本人ではなく、一緒に暮らしている配偶者やご家族が先に異変に気づくケースがあります。

「以前と何か違う」

と感じたら、その気づきを大切にしてください。

尼崎・塚口の医療法人煌仁会 森川内科クリニックでは、いびきや睡眠時無呼吸症候群についてのご相談を受け付けています。

この記事では、ご家族に確認していただきたい無呼吸のサインや、SASを放置しないほうがよい理由、受診を嫌がるご本人への伝え方について解説します。


なぜ睡眠時無呼吸は本人が気づきにくい?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返す病気です。

成人の睡眠検査では、一般に**10秒以上気流が停止する状態を「無呼吸」**として評価し、睡眠1時間あたりに無呼吸や低呼吸が何回起きているかなどを調べます。

ところが、こうした呼吸の変化は、本人が眠っている間に起こります。

そのため、

「自分の呼吸が止まっている」

「大きないびきをかいている」

と本人自身では気づいていないことも珍しくありません。

むしろ、

「寝ている間、何度も息が止まっていたよ」

とご家族から指摘され、初めて睡眠時無呼吸に気づくことがあります。

「大きないびき=ぐっすり眠っている」とは限りません

注意したいのが、

「大きないびきをかいているから、よく眠れている」

とは限らないことです。

無呼吸や低呼吸を繰り返すと、呼吸を再開するために睡眠中の覚醒反応が起こり、睡眠が細かく分断されることがあります。

本人に「夜中に何度も起きた」という自覚がなくても、

  • 朝すっきり起きられない
  • 十分寝ても疲れが取れない
  • 日中に強い眠気がある
  • 集中力が続かない
  • 起床時に頭痛がする

といった症状につながることがあります。


「ただのいびき」と放置しないほうがよい理由

もちろん、いびきをかく人すべてが睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。

しかし、

  • 激しいいびきが毎晩続く
  • いびきが途中で突然止まる
  • 睡眠中の呼吸停止を何度も指摘される
  • 日中に強い眠気がある

といった場合には、一度医療機関へ相談することをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群は、単に「いびき」や「睡眠の質」だけの問題ではありません。

SASは高血圧をはじめとする心血管疾患などとの関連が知られており、肥満や糖尿病などの生活習慣病を併せ持つ方もいます。

すでに高血圧や糖尿病などで治療を受けている方も、

「いびきは昔からだから別の問題」

と考えず、睡眠中の呼吸について一度確認してみることが大切です。


日中の眠気や居眠りにも注意してください

睡眠時無呼吸症候群では、夜間の症状だけでなく、日中の強い眠気が問題になることがあります。

例えば、

  • テレビを見ながら頻繁に寝落ちする
  • 会議中にうとうとする
  • 食後すぐに眠ってしまう
  • 以前より昼寝が増えた
  • 運転中に眠気を感じる

といった変化です。

特に自動車を運転する方の場合、強い眠気は事故につながる危険があります。

運転中に眠気を感じる状態がある場合には、「疲れているだけ」と自己判断せず、早めに医療機関へ相談してください。


家族にチェックしてほしい「無呼吸のサイン」

ご家族にまず確認していただきたいのは、以前と比べて睡眠中の様子が変わっていないかです。

次のような状態がないか確認してみましょう。

  • 以前よりいびきが大きくなった
  • 毎晩のように激しいいびきをかく
  • いびきが途中で不自然に途切れる
  • 呼吸が止まっているように見える
  • 止まった後に「ガッ」と大きく息を吸い込む
  • こうした状態を一晩に何度も繰り返している

特に、

「大きないびき → 突然静かになる → 呼吸が止まっているように見える → 大きく息を吸い込む → 再びいびき」

というパターンを何度も繰り返している場合は、睡眠中に無呼吸が起きている可能性があります。

成人では、10秒以上呼吸が止まっているように見える状態も、医療機関へ相談する一つのきっかけになります。

ただし、ご家族が秒数を正確に測って診断する必要はありません。

「何度も呼吸が止まっているように見える」

という時点で、その様子を医師へ伝えてください。


夜だけでなく「昼間の変化」も大切な手がかりです

睡眠中の様子に加えて、日中の生活にも変化がないか振り返ってみましょう。

例えば、

「テレビを見ていると、すぐ寝てしまうようになった」

「食後によくうとうとしている」

「以前より昼寝が増えた」

「十分寝ているはずなのに、いつも眠いと言っている」

「最近、集中力が落ちたように感じる」

といった変化です。

ご本人は、

「年齢のせい」

「仕事で疲れているだけ」

と考えている場合もあります。

しかし、いびきや無呼吸のような症状も一緒にみられる場合は、睡眠時無呼吸症候群が関係していないか確認する意味があります。


本人が「大丈夫」と受診を嫌がるときは?

ご家族にとって難しいのが、受診を勧めても、

「自分は困っていない」

「病院へ行くほどではない」

「昔からいびきはかいている」

「年齢のせいだよ」

と言われてしまうケースです。

睡眠中の症状は本人には見えません。

そのため、ご本人とご家族との間で、症状に対する認識に差が生まれやすいのです。

「病気かもしれない」より、見た事実を伝えてみましょう

無理に、

「絶対に病気だから病院へ行ったほうがいい」

と説得するよりも、

「この前泊まったとき、何度も息が止まっているように見えて心配だった」

「大きないびきが急に止まって、その後ガッと息を吸っていたよ」

「最近、昼間に寝てしまうことが増えていない?」

「血圧のこともあるから、一度先生に相談してみない?」

など、実際に見た変化を具体的に伝えるほうが、ご本人にも状況が伝わりやすいでしょう。


スマートフォンで記録しておくのも受診時の参考になります

本人の同意が得られる場合には、睡眠中のいびきや呼吸の様子をスマートフォンなどで記録しておくと、診察時の参考になることがあります。

動画が難しい場合には、

  • いつ頃から変化したか
  • どのようないびきだったか
  • 呼吸停止のような状態が何度もあったか
  • 日中の眠気があるか
  • 朝の頭痛や疲労感があるか

などをメモしておくだけでも構いません。

ただし、録音や動画だけで睡眠時無呼吸症候群を診断することはできません。

診断には、必要に応じて**簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(PSG)**などを行い、睡眠中の呼吸状態を客観的に評価します。


こんな場合はSAS検査をご検討ください

次のような症状や変化がある方は、一度睡眠時無呼吸症候群について相談してみましょう。

□ 大きないびきを毎晩のようにかく
□ 家族から「寝ている間に呼吸が止まっている」と言われた
□ いびきが突然止まり、その後大きく息を吸う
□ 十分寝ても疲れが取れない
□ 朝すっきり起きられない
□ 起床時に頭痛がある
□ 日中に強い眠気がある
□ 会議やテレビを見ている途中で寝てしまう
□ 運転中に眠くなることがある
□ 高血圧があり、いびきや無呼吸も指摘されている

当てはまる項目が多いほど必ずSASというわけではありません。

一方で、睡眠中の無呼吸を繰り返し指摘されている場合や、日中の眠気が生活・仕事・運転に影響している場合は、早めの相談をおすすめします。


睡眠時無呼吸症候群は検査で確認します

「家族から呼吸が止まっていると言われたけれど、本当にSASなの?」

という場合は、睡眠中の呼吸状態を検査で確認します。

SASが疑われる場合には、携帯型の装置を使用した簡易検査や、より詳しく睡眠状態を評価する**終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)**などが行われます。

検査では、睡眠中にどの程度無呼吸や低呼吸が起こっているかを客観的に評価します。

「いびきが大きいからSAS」

「家族が10秒止まっていると言ったからSAS」

と症状だけで確定するものではありません。

必要な検査を行ったうえで医師が診断します。


尼崎・塚口でいびき・睡眠時無呼吸が気になったら

「いびきくらいで病院に相談してもいいのかな」

「本人は大丈夫と言っているけれど、家族としては心配」

そのようなお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。

睡眠時無呼吸症候群は本人が気づきにくいからこそ、配偶者、お子さま、ご家族の気づきが受診のきっかけになることがあります。

尼崎・塚口の医療法人煌仁会 森川内科クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の診療に対応しています。

「以前よりいびきがひどくなった」

「寝ている間に何度も息が止まっている」

「昼間の居眠りが増えてきた」

といった変化が気になる場合は、そのままにせずご相談ください。


ご本人が「大丈夫」と言っていても、ご家族の気づきを大切に

睡眠中の呼吸については、本人よりも一緒に眠っている方のほうが異変を把握している場合があります。

ご本人が、

「自分では困っていないから大丈夫」

と言っていても、ご家族から見て気になる変化がある場合には、その情報が重要な手がかりになります。

当院では、受診を迷っている段階でのご家族からのご相談も承っています。

「夫の呼吸が止まっているように見える」

「父のいびきが最近ひどくなった」

「家族にどう受診を勧めればいいか分からない」

といった場合もご相談ください。


まとめ|「いびき+呼吸停止」はご家族からの受診勧奨を

いびきは珍しい症状ではなく、すべてのいびきが病気というわけではありません。

しかし、

「大きないびきが続く」

「いびきが突然止まり、呼吸も止まっているように見える」

「その後、大きく息を吸って再びいびきをかく」

といった状態を繰り返している場合には、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。

さらに、日中の強い眠気、起床時の頭痛、熟睡感がないといった症状がある場合も注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群は、本人が気づきにくい病気だからこそ、ご家族の「何かおかしい」という気づきが大切です。

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としています。いびきがあるからといって必ず睡眠時無呼吸症候群であるとは限りません。

※睡眠時無呼吸症候群の診断には、問診や睡眠検査などによる評価が必要です。

※症状や検査結果、基礎疾患などを確認したうえで、検査・治療の必要性を医師が判断します。


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