疲れやすい・外出がおっくう…それはフレイルのサインかもしれません
はじめに:年齢のせいと思っていませんか?
「以前より疲れやすくなった」
「出かけるのが少しおっくうになった」
「体力が落ちてきた気がする」
このような変化を感じることはありませんか?
年齢とともに体力が少しずつ変化することは自然なことです。
しかし、その変化の中に
フレイル
と呼ばれる状態が隠れていることがあります。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、健康寿命を延ばすためにとても大切な考え方です。
今回はフレイルについて分かりやすくご説明します。
フレイルとはどんな状態?
フレイルとは、
健康な状態と要介護状態の間の段階
のことをいいます。
まだ自分で生活できているものの、
- 体力
- 筋力
- 気力
- 社会とのつながり
が少しずつ低下している状態です。
病気ではありませんが、そのまま放置すると要介護状態につながる可能性があります。
一方で、
早めに気づいて対策を行うことで改善が期待できる状態
でもあります。
フレイルのサイン
次のような変化はありませんか?
- 疲れやすくなった
- 歩くスピードが遅くなった
- 外出する機会が減った
- 体重が減ってきた
- 食事量が減った
- 以前より活動量が減った
「年齢のせいかな」
と思われることも多いですが、体からのサインかもしれません。
なぜフレイルが注目されているのでしょうか
フレイルが注目されている理由は、
予防や改善が期待できる段階だからです。
要介護状態になってから対策を始めるよりも、
フレイルの段階で気づくことで、
- 自立した生活を長く続けやすくなる
- 転倒を予防しやすくなる
- 入院のリスクを減らせる可能性がある
と考えられています。
フレイルの原因
筋力の低下
年齢とともに筋肉量は少しずつ減少します。
特に運動量が少なくなると、
脚の筋力が低下しやすくなります。
その結果、
- 歩きにくい
- 転びやすい
- 疲れやすい
といった状態につながります。
食事量の低下
食欲が低下すると栄養不足になりやすくなります。
特に、
たんぱく質不足
は筋力低下の原因になります。
外出機会の減少
外出が減ると体を動かす機会も減ります。
また、人と会話する機会が少なくなることで気力の低下につながることもあります。
持病の影響
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病
- 呼吸器の病気
などが影響して体力が低下することもあります。
サルコペニアとの違い
フレイルと似た言葉に
サルコペニア
があります。
サルコペニアは、
筋肉量や筋力が低下した状態
を指します。
一方フレイルは、
- 筋力
- 栄養状態
- 気力
- 社会活動
などを含めた、より広い概念です。
フレイルは予防が大切です
フレイルは、早めに気づくことで改善できる可能性があります。
今日からできることをご紹介します。
少し体を動かす
散歩や体操などの軽い運動がおすすめです。
目安は
1日20分程度
無理のない範囲で続けましょう。
しっかり食べる
食事は体力を保つための大切な土台です。
特に、
- 魚
- 肉
- 卵
- 大豆製品
などのたんぱく質を意識しましょう。
人と会話する
会話は心と脳への良い刺激になります。
家族や友人との交流も大切です。
外出する習慣を続ける
買い物や散歩など、目的を持って外出することもおすすめです。
森川内科クリニックでできること
「最近体力が落ちてきた」
「疲れやすくなった」
「フレイルかもしれない」
という方はお気軽にご相談ください。
当院では、
- 体調の確認
- 生活習慣の見直し
- 栄養や運動についてのアドバイス
などを行っています。
無理なく続けられる方法を一緒に考えていきましょう。
まとめ:気づいた今が予防のチャンスです
フレイルは特別な病気ではありません。
誰にでも起こりうる加齢に伴う変化です。
しかし、
早めに気づき、対策を始めることで元気な状態を保てる可能性があります。
- 最近疲れやすい
- 外出が減った
- 体力が落ちた気がする
このような変化を感じたら、生活習慣を見直すきっかけにしてみましょう。
気になることがあれば、森川内科クリニックへお気軽にご相談ください。
元気な毎日を長く続けていきましょう。
執筆者プロフィール
森川 髙司
医療法人煌仁会 森川内科クリニック 理事長
専門:内科・消化器内科・呼吸器内科
地域の皆様の健康寿命延伸のため、生活習慣病の予防・改善指導に力を入れています。

