最近やせてきた…その体重減少、年齢のせいだけではないかもしれません
はじめに:最近、体重が減っていませんか?
「以前より食事の量が減った」
「気がついたら体重が減っていた」
「昔より食べられなくなった」
このような変化はありませんか?
年齢とともに食事量が少し減ることは珍しくありません。
しかし、
特に理由がないのに体重が減っている場合
は注意が必要です。
食事量の低下や体重減少は、
フレイルのサイン
であることがあります。
今回は、体重減少と健康の関係について分かりやすくご説明します。
なぜ体重が減るのでしょうか
体重が減る背景には、さまざまな理由があります。
食欲の低下
年齢とともに食欲が低下することがあります。
例えば、
- あまりお腹がすかない
- 食べることへの関心が減った
- 少量で満腹になる
といった変化です。
噛む力や飲み込む力の低下
歯や入れ歯の問題、
口の乾燥などによって食べにくくなることがあります。
その結果、食事量が減ってしまうことがあります。
一人で食べる機会が増える
一人で食事をすることが増えると、
食事が簡単になったり量が減ったりすることがあります。
食事を楽しむ機会が少なくなることも影響します。
病気の影響
食欲低下や体重減少の背景に病気が隠れていることもあります。
例えば、
- 胃腸の病気
- 糖尿病
- 甲状腺の病気
- 慢性の感染症
- 悪性腫瘍(がん)
などです。
体重減少が続く場合は、一度確認することが大切です。
体重減少が続くとどうなる?
体重が減ると、
筋肉量も減りやすくなります。
筋肉が減ると、
- 疲れやすくなる
- 歩く速度が遅くなる
- 階段がつらくなる
- 転びやすくなる
といった変化がみられます。
さらに進行すると、
フレイルや要介護状態につながる可能性があります。
どのくらいの体重減少に注意が必要?
目安として、
半年で2〜3kg以上の体重減少
がみられる場合は注意が必要です。
また、
- 食欲がない
- 以前より食べられない
- 衣服がゆるくなった
と感じる場合も相談をおすすめします。
特に大切なたんぱく質
筋肉を維持するために欠かせないのが
たんぱく質
です。
たんぱく質を多く含む食品には、
- 魚
- 肉
- 卵
- 豆腐
- 納豆
- 牛乳やヨーグルト
などがあります。
毎食少しずつ取り入れることが理想です。
食事量を保つ工夫
1日3回食べる
食事を抜かず、規則正しく食べることが大切です。
たくさん食べられない場合でも、少量ずつ摂りましょう。
食べやすい食品を選ぶ
やわらかく調理した食品や、
飲み込みやすい料理を取り入れるのもおすすめです。
間食を活用する
食事だけで十分な量が食べられない場合は、
間食も栄養補給に役立ちます。
例えば、
- ヨーグルト
- チーズ
- ゆで卵
- バナナ
などがあります。
水分もしっかり摂る
水分不足は体調や食欲に影響することがあります。
水やお茶をこまめに飲むようにしましょう。
体重の変化を確認しましょう
体重は健康状態を知る大切な目安です。
月に1回程度でも構いませんので、
定期的に体重を測る習慣をつけましょう。
変化に早く気づくことができます。
森川内科クリニックでできること
「最近体重が減ってきた」
「食欲が落ちている」
「疲れやすくなった」
という方はお気軽にご相談ください。
当院では、
- 体重や栄養状態の確認
- 生活習慣の見直し
- 必要に応じた検査
を行っています。
原因を確認しながら、一緒に対策を考えていきます。
まとめ:体重減少は体からのサインかもしれません
体重が減ることは、単なる加齢だけが原因とは限りません。
食事量の低下や体重減少は、
フレイルのはじまりを知らせるサインのことがあります。
- 最近食べる量が減った
- 体重が減ってきた
- 疲れやすくなった
このような変化を感じたら、早めに確認してみましょう。
気になることがあれば、森川内科クリニックへお気軽にご相談ください。
元気な毎日を長く続けていきましょう。
執筆者プロフィール
森川 髙司
医療法人煌仁会 森川内科クリニック 理事長
専門:内科・消化器内科・呼吸器内科
地域の皆様の健康寿命延伸のため、生活習慣病の予防・改善指導に力を入れています。

