認知症の検査は何をする?初めての方へ分かりやすく解説
はじめに:認知症の検査と聞くと不安になりますよね
「認知症の検査は難しいのでしょうか?」
「どんなことをするのか心配」
「まだ受けるほどではないかもしれない」
このように感じている方も多いと思います。
認知症の検査と聞くと、特別な検査を想像されるかもしれません。
しかし実際には、
簡単な質問や確認から始まることがほとんどです。
検査の目的は、
認知症かどうかを決めることだけではありません。
現在の状態を確認し、必要な対応を考えるために行います。
今回は、認知症の検査について分かりやすくご説明します。
なぜ早期発見が大切なのでしょうか
認知症は、ゆっくり進行することが多い病気です。
そのため、
「少し気になる」
という段階で相談することに大きな意味があります。
早めに確認することで、
- 生活の工夫がしやすくなる
- 症状の進行をゆるやかにできる可能性がある
- ご本人やご家族が準備しやすくなる
- 必要な支援につながりやすくなる
といったメリットがあります。
検査の目的は「現在の状態を知ること」です
認知症の検査は、
現在の認知機能の状態を確認するためのもの
です。
また、
- 加齢によるもの忘れなのか
- 軽度認知障害(MCI)の可能性があるのか
- 認知症が疑われるのか
を考える手がかりにもなります。
主な検査の流れ
問診
まずはお話をうかがいます。
例えば、
- いつ頃から気になり始めたか
- どのような場面で困っているか
- 日常生活への影響はあるか
などを確認します。
ご本人だけでなく、ご家族からお話をうかがうこともあります。
簡単な認知機能テスト
認知機能の状態を確認するために、簡単な質問や課題を行います。
例えば、
- 今日の日付を答える
- 簡単な計算をする
- いくつかの言葉を覚える
- 図形を見て書く
といった内容です。
試験のようなものではありませんので、緊張する必要はありません。
現在の状態を知るための確認です。
血液検査
もの忘れのような症状は、認知症以外が原因で起こることもあります。
例えば、
- 甲状腺の病気
- ビタミン不足
- 貧血
- 脱水
などです。
血液検査によって原因が見つかる場合もあります。
画像検査(必要な場合)
必要に応じて、連携している医療機関で画像検査を行うことがあります。
代表的なものは、
- CT検査
- MRI検査
です。
脳の状態を確認し、他の病気が隠れていないかを調べます。
すべての方に必要となるわけではありません。
認知症以外が原因のこともあります
もの忘れがあるからといって、必ず認知症とは限りません。
例えば、
- 睡眠不足
- ストレス
- うつ状態
- 薬の影響
- 体調不良
などでも似た症状が現れることがあります。
検査によって、
認知症ではなかった
ということが分かる場合もあります。
その意味でも、早めの確認は安心につながります。
ご家族からの相談も大切です
認知症の変化は、ご本人よりもご家族が先に気づくことがあります。
例えば、
- 同じ話を繰り返す
- 約束を忘れる
- 外出が減った
- 性格が変わったように感じる
といった変化です。
ご本人が受診を迷われている場合でも、ご家族だけで相談していただくことは可能です。
お気軽にご相談ください。
森川内科クリニックでできること
もの忘れや認知機能の変化が気になる場合は、お気軽にご相談ください。
当院では、
- 問診
- 簡単な認知機能の確認
- 血液検査
- 必要に応じた専門医療機関へのご紹介
などを行っています。
患者さまやご家族の不安に寄り添いながら、一緒に考えていきます。
まとめ:気になるときが相談のタイミングです
認知症の検査は、
「認知症と決めつけるための検査」ではありません。
現在の状態を知り、今後の健康管理につなげるための大切な確認です。
- もの忘れが気になる
- ご家族の変化が心配
- 認知症かどうか不安
という場合は、一度相談してみませんか。
「まだ大丈夫かな」
と思う段階こそ、相談しやすいタイミングです。
気になることがあれば、森川内科クリニックへお気軽にご相談ください。
安心して過ごせる毎日を一緒に考えていきましょう。
執筆者プロフィール
森川 髙司
医療法人煌仁会 森川内科クリニック 理事長
専門:内科・消化器内科・呼吸器内科
地域の皆様の健康寿命延伸のため、生活習慣病の予防・改善指導に力を入れています。

